東京シンフォニエッタは設立時より「ソリストの集団」を標榜している。ソリストの定義はさまざまだと思うが、私たちの考えとしては、自由な独立した演奏家が作品を読み解き、その解釈を自在に楽器を用いて表現する事が主観的、客観的に出来る能力を備えた音楽家と捉えている。そして今回は百武由紀のヴィオラに焦点を当てる。もちろん前述の要件を十分に満たす音楽家であり、優秀な生徒を数多く育成してきているヴィオリストとの企画である。今回の特徴としては、プログラミングを百武さんに委ねたと言うこと。もちろん上げていただいた作品について板倉も一緒に考えたが、ヴィオラという楽器が現代作品でどのように考えられて来たかを知るための一つの俯瞰として素晴らしいプログラミングができたと考えている。委嘱作曲家としては、百武さんの長年の盟友である、西岡龍彦さんに新作をお願いした。深い信頼関係で結ばれている二人の音楽家がどのような世界を生み出してくれるのか大変楽しみである。

西岡龍彦

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修了。器楽作品と並行して、在学中に音響研究室でアナログ・シンセサイザによる作品制作を始める。卒業後、コンサート作品、コンピューター・ミュージック、メディア作品、イベント、映像のための音楽制作を行う。2002年に創立された東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教授就任、現在、東京藝術大学名誉教授、桐朋学園音楽大学非常勤講師。(画像:東京大学HPより)

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CAST

| 出演メンバー |

GUEST PLAYER

| 客演 |

ヴィオラ

多井千洋

アコーディオン

大田智美

EXTRA MUSICIAN

| 助演 |

チェロ

西谷牧人

SPONSORED

| 協賛スポンサー |

主催:
一般社団法人東京シンフォニエッタ
助成:
公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団
公益財団法人 野村財団
公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
芸術文化振興基金

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(株)AMATI