東京シンフォニエッタは1994年の創立以来、幅広い視点で現代音楽作品を紹介してきている。本公演は過去にも共同プロジェクトを行ったフランス政府機関[Institut Francais]の現代音楽担当であるMathilde BEZARD女史とともに立案企画を行い、日仏それぞれに活発に活動している女性作曲家の作品のみに焦点を当てた独自のプログラムを組んでいる。現状を反映しつつ、かつ経歴やスタイルが異なる個性豊かな作曲家を選定した。現代フランスおよび日本において最前線で活躍する作曲家の作品を堪能していただきたい。

Édith Canat de Chizy

1950年生まれ、パリ・ソルボンヌにて美学、考古学、哲学を学んだ後、パリ国立高等音楽院で作曲を学ぶ。多くの受賞歴を誇り、作品はパリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、エッシェンバッハ等によって演奏されている。2004年フランス芸術院会員となり、2016年より代表を務める。特筆すべきは女流作曲家として初めてフランス学士院の会員となる。レジオンドヌール勲章受賞。2017年よりパリ市立音楽院で教鞭を取る。(画像: Youtubeプロフィールより)

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金子仁美

桐朋学園大学研究科在籍中にフランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院作曲科に留学。1988年日仏現代作曲コンク-ル第1位、第59回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽)第1位等受賞。三善晃、ジェラール・グリゼイに師事。ダルムシュタット現代音楽祭、BBCウェールズ交響楽団、NHK交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等で作品が発表された。東京藝術大学准教授、桐朋学園大学非常勤講師。(画像:出版社HPより)

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Camille Pépin

1990年生まれ。パリ国立高等音楽院卒業。2015年より欧州各地のコンクールにて数々の入賞歴を持つ。作品はフランス国立放送管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、BBC交響楽団、ミッコフランク、スラトキン等によって演奏されている。またピカルディー管弦楽団(2018-19)、ブザンソン音楽祭(2019-20)のレジデンス作曲家として活動。楽譜はビヨード、デュラン、ルモワンヌ社より出版されている。エスケシュ、コネッソン、ダルバヴィに師事。(画像:個人HPより)

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平川加恵

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学大学院修士課程修了。第20回芥川作曲賞ファイナリスト。第81回日本音楽コンクール作曲部門第1位。岩谷賞(聴衆賞)、明治安田賞受賞。第29回現音作曲新人賞において富樫賞、聴衆賞受賞。現在、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校教諭。(画像:出版社HPより)

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Lisa Heute

1991年生まれ。リヨン国立高等音楽院で作曲、ブルゴーニュ音楽院でアコーディオンを学ぶ。自身もアコーディオン奏者として活動すると同時に作曲家としてアルゼンチン出身の父親や多種多様なジャンルから影響を受けた独自の美学を持つ作品を次々と発表し近年注目されている。プレザンス音楽祭をはじめとする多くの音楽祭への招待、参加、さまざまなコンクールでの受賞など注目を集めている。(画像:フランス音楽連盟インタビューページより)

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CAST

| 出演メンバー |

EXTRA MUSICIAN

| 助演 |

サクソフォーン

小沼理恵

アコーディオン

大田智美

SPONSORED

| 協賛スポンサー |

主催:
一般社団法人東京シンフォニエッタ
助成:
芸術文化振興基金
公益財団法人 野村財団
公益財団法人 花王 芸術・科学財団
協力:
フランス女性作曲家協会

お問い合わせ・マネジメント:
(株)AMATI