今回は東京シンフォニエッタとして初めて、スタジオ収録により放送初演がなされた作品を舞台で初演するという画期的な取り組みに挑戦する。 本来ホールでの演奏を想定している作品をスタジオと舞台という別環境で演奏する事は、演奏者へどのような心意的差異を与えうるのか、是非その興味深い瞬間を共有して頂きたいと考える。 当団とも長い付き合いがあり、ジュネーブ国際音楽コンクール作曲部門で優勝された薮田氏の作品は今回が日本初演となる。さらに、邦人作曲家から海外作品への眼差しとして、邦人作曲家によって審査が行われる「入野賞」を受賞したヒメネス作品をプログラムに加え、多彩な作品をお届けする。

Marisol Jiménez

メキシコ出身。ミルズ・カレッジを経て、スタンフォード大学でブライアン・ファーニホウらに学び博士号取得。音を作る手法、テクノロジーや機械の活用に関心を寄せ、エレクトロニクスやビデオも積極的に採り入れる。弦楽四重奏のための<難解な渇き>はアルディッティ弦楽四重奏団により初演され「ウルトラシャル・ベルリン」で再演された。<XLIII MEMORIAM VIVERE-生きた記憶のなかの43>で第39回入野賞を受賞(2018)。メキシコ国立芸術家協会会員。ベルリン在住。(画像:個人HPより)

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薮田翔一

東京音楽大学大学院作曲科修了。第70回ジュネーヴ国際音楽コンクール作曲部門優勝。 ウィーンコンチェルトハウス100周年作曲賞最優秀作品賞。SORODHA国際作曲コンクール1位、日本音楽コンクール4年連続2位、文化庁長官表彰(国際芸術部門)、第26回出光音楽賞など入賞歴多数。2019年にはNHK交響楽団、いずみシンフォニエッタ大阪等からの委嘱作品が初演された。(画像:出版社HPより)

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稲森安太己

東京学芸大学およびケルン音楽舞踊大学にて作曲を山内雅弘、ミヒャエル・バイル、ヨハネス・シェルホルンの各氏に師事。2009年東京学芸大学大学院修了、11年ケルン音楽大学コンツェルトエグザメン課程修了、13年同大学大学院修了。18年ミュンヘン・ビエンナーレにてオペラ「ヴィア・アウス・グラス」が上演される。07年日本音楽コンクール第1位。現在、デトモルト音楽大学およびケルン音楽舞踊大学非常勤講師。(画像:東京学芸大学HPより)

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新実徳英

東京大学工学部、東京芸術大学作曲科卒業。同大学院修了。77年ジュネーブ国際バレエ音楽作曲コンクールにてグランプリ及びジュネーブ市賞、第18回中島健蔵音楽賞、第55回尾高賞、2004年「風神・雷神」のCDが文化庁芸術祭大賞、第7回ウィーンフィル&サントリー音楽復興祈念賞等受賞。2005年万博記念オペラ「白鳥」。谷川雁と共作「白いうた 青いうた」。桐朋学園大学院大学教授、東京音楽大学客員教授を歴任。桐朋学園大学院大学名誉教授。

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CAST

| 出演メンバー |

EXTRA MUSICIAN

| 助演 |

ホルン

浅井春香

トランペット

坂井勇介

コントラバス

高本知弥

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| 協賛スポンサー |

主催:
一般社団法人東京シンフォニエッタ
助成:
芸術文化振興基金
公益財団法人 花王 芸術・科学財団
公益財団法人 東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
協力:
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