2023年に杭州音楽院で開催される「杭州現代音楽祭」に招聘されたがスケジュールの問題で本年度に延期された。満を持して今回の参加となるが、海外の同種アンサンブルも招聘されているので、それらとTSの比較、また海外からの作曲家に対して私たちの演奏を披露するまたとない機会となっている。一公演目は音楽祭ディレクターの温徳清教授の選曲によるもので、Haas、Lerouxの作品を演奏する。二公演目は私たちからの要望を受け入れてもらって、TSとの関係が深かった西村朗メモリアルコンサートとして全て西村作品による公演となる。また音楽監督は最終日に行われる作曲コンクールの審査員も海外の作曲家と共に務め、今後のTSのレパートリー拡大の好機と捉えている。

西村朗

大阪市生。東京芸術大学卒業、同大学院終了。日本音楽コンクール作曲部門第1位(1974)、尾高賞(1988・1992・1993・2008・2011.2021)、中島健蔵音楽賞(1990)、京都音楽賞[実践部門賞](1991)等受賞、2013年紫綬褒章を授与された。東京オペラシティ「コンポジアム2007」のテーマ作曲家。いずみシンフォニエッタ大阪、草津夏期国際フェスティヴァルの音楽監督、東京音楽大学教授、NHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、NHK-Eテレ「N響アワー」の司会を務めた。2023年9月7日69歳で死去。(画像:出版社HPより)

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