本公演は今年生誕90年を迎えた日本の重要な作曲家である武満徹の作品を中心に、没後20年余りの現在も尚、世界的に作品は演奏され続けている武満作品を振り返る内容となっている。作曲家自身と交流のあった演奏家の貴重な証言も踏まえつつ、東京シンフォニエッタとして改めて残された楽譜を詳細に検討し、作曲家自身も無自覚であった新しい読み方=魅力を見出し、その音楽を再評価する機会になればという思いで本公演に取り組む。さらに、武満作品に対して深い読みを持ちつつも異なる美学をもつ、次世代の注目すべき作曲家・川島素晴の新作を委嘱し、日本の音楽家たちそれぞれの立場からの武満徹の音楽への再評価の場として演奏会を開催する。

武満徹

20世紀の偉大な作曲家のひとり。映画音楽の作曲家としても広く世界的に知られている。独学で作曲を学ぶ。58年の20世紀音楽研究所主催作曲コンクール第1位受賞。作曲活動に加えて日本万国博覧会鉄鋼館音楽ディレクター、サントリホール国際作曲委嘱シリーズの企画監修、東京オペラシティの芸術監等を務めた。国際モーリス・ラヴェル賞、ロサンゼルス映画批評家賞、フランス芸術文化勲章、尾高賞、日本芸術院賞、京都音楽賞大賞等多数受賞。1996年2月20日死去。享年65。(画像:出版社HPより)

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川島素晴

1992年秋吉台国際作曲賞、1996年ダルムシュタット・クラーニヒシュタイン音楽賞、1997年川作曲賞、2009年中島健蔵音楽賞、2017年一柳慧コンテンポラリー賞等を受賞。いずみシンフォニエッタ大阪プログラムアドバイザー。「タモリ倶楽部」や「題名のない音楽会」等に解説者として登壇。「アンサンブル東風」指揮メンバー等、様々な演奏活動も行う。(一社) 日本作曲家協議会副会長。国立音楽大学及び同大学院准教授。(画像:国立音楽大学HPより)

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CAST

| 出演メンバー |

GUEST PLAYER

| 客演 |

語り

林愛実

EXTRA MUSICIAN

| 助演 |

フルート

石田彩子

ファゴット

木村卓巳

ホルン

井上華

トランペット

東野匡訓

打楽器

上原なな江

ヴァイオリン

伊東翔太

ヴァイオリン

大森潤子

ヴィオラ

塚本遼

チェロ

黒川真洋

チェロ

西谷牧人

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主催:
一般社団法人東京シンフォニエッタ
助成:
芸術文化振興基金
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公益財団法人 野村財団
公益財団法人 花王 芸術・科学財団
協力:
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